卒業生の声


卒業生インタビュー

2016年度に卒業した第一期生に、

表現コミュニケーションコースでの3年間の学びについてインタビューを行いました。

 

演劇とダンスを通してコミュニケーションを学んだ彼ら彼女らは一体どのような力を得たのでしょうか。


卒業生の言葉

私たちの世界は「違いで溢れてる」

 私は卒業してもうすぐ4年経ちますが、高校生活を今でも思い出します。毎日身体を動かして、毎日みんなと考えながら形にして、毎日新しいことをしていました。

 そして自分のこと、目の前の人のこと、そしてもっと自分とは違う環境にいる人のこと。私たちの世界は「違い」で溢れていることも知りました。

 最近、高校時代に使用していた表現用ノートに「赤+青=紫!」と書いてあるのを見つけました。それは自分と反対の意見があっても、それを混ぜれば新しいものができる、だから簡単に否定をせず大事にする、という意味でメモをしたことを思い出しました。

 表コミで学んだことは今でも私の中に大切に残っていますし、私にとって表コミは自分にも他人にも優しくなれる方法をたくさん教えてくれた場所です。

1期生

個性を殺さず協調性のある集団

表コミは、他者を受け入れ多視点で物事を捉えること、正解がない問いについて否定させることを怖がらずに思い切り考えることができる場であり、人として大事な考えを身に着けることができる場だと思います。またここは、当たり前を当たり前と考えず、出会う人や起こる出来事を大事にし、何事にも思いやりを持つ、そんな力をつけた人間になれると思います。表コミは個性を殺さずに、でも協調性は持つというバランスが取れる集団です。しかしそれは、そこにいるだけでできるのではなく演劇や舞踊という芸術面から自ら学び、モノにするからそうなるのです。表コミとは何かと一言では表せませんが、言うとするなら本当に素晴らしい教育です。

3期生